プリプレグを焼くための自作窯を組み立てます。
設営
まずは設営です。これは主に窯の周りにブルーシートを張っていきます。特に広い屋外スペースだと風も強いので、そういった雨風の影響を少しでも受けにくくしていきます。
窯を使った焼きはジェットと呼んでいた体育館などで使うようなジェットヒーターを熱源に使っていました。ただこれは、一酸化炭素中毒の危険があるので、狭い屋内ではなかなか使えないのです。
窯の設営
次に窯の設営です。
一番下には作業板と読んでいた厚い木の板を敷いています。窯と床が直接接触するより、温度が伝わりにくくするためだと思います。
窯は金枠の中に断熱材が入っていて、これを板でサンドイッチし、さらに内側になる面に断熱材を貼り付けてあります。貼り付けてある断熱材はネオマフォームだったと思いますが、この黄色の色が服や手につくこともあるので、注意です。
窯と窯のつなぎ目には、断熱材をテープで貼り付けて熱が漏れにくくしていました。さらに窯と窯の間には新聞紙なども詰めていきます。
窯の中にプリプレグを積層したスパーを入れて、窯の天板(天井部分)をはめれば、窯の完成と設営の終了です。
このとき、窯の中に温度計の端子をヒーターの近く、真ん中、出口付近の3箇所に入れて、中の温度が外からわかるようにしていました。
顔が写っている写真は、モザイク加工をさせていただきました。