基準の線を残すための銀テープの貼り付けについて

銀テープの貼り付けについて

マンドレル(楕円)には0度、90度、180度、270度の部分に線を書いていました。

しかし、プリプレグを積層した後の焼きの工程で、このマンドレルは熱により縮んでしまいます。そうすると、マンドレルに書いてあった線の位置が分からなくなってしまいます。

そのため、プリプレグを積層後に、熱で変形しない銀色のテープ(銀テープ)をプリプレグの両端にそれぞれ4箇所、貼っていました。このテープは三角形に切り、その頂点が、線の位置を示すようにしていました。

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 出典:九州大学鳥人間チーム/作業日記/2017年度11月26日 

銀テープが剥がれたり、位置がズレたりしないように銀テープをエポキシ接着剤で貼ったり、耐熱テープ(カプトンテープ)を銀テープの上から貼っていることもありました。