楕円の型紙の抜き方
写真に貼ってある発泡スチロールのブロックについてある楕円型の型紙です。
まずは、型紙の型紙(楕円の型紙がA4などの用紙に印刷されたもの)を用意します。
これは設計など詳しい人が、スパーのマンドレルの断面を考えて、図面にしてそれを印刷したものです。(テーパーがついている場合は楕円同士の接合も考えて楕円の図面を書きます。)
次に紙に印刷されたものをスプレーのりを使って、マニラ紙に貼り付けます。
貼り付け方も人によりますが、マニラ紙に定規で直線を書いてそれに合わせて貼る方法やマニラ紙に直角に交わった十字の線を書いてそれに合わせる方法などなどです。
貼り付けが終わると、貼り付けたものが寸法通りか、直角になっているかを定規などで確認します。ここで寸法通りじゃないと楕円の大きさが変わってしまったり、直角じゃないと発泡ブロックに貼り付ける際に合わなかったり、楕円同士の接合などにも影響します。
次に楕円の型紙の周りをカッターなどで切り抜きます。
そして、線の外側の余分な部分は紙やすりなどでやすります。ここで段差ができると、型紙を貼り付けて熱線で抜く時に引っかかるので注意します。
やすり終わったところで、別の人にチェックをしてもらうようにしていました。またチェック後はチェック表に日付や名前やチェック者などを書いておきました。
最後に裏側に、クリスタルテープ(超透明梱包用テープ)を貼ります。これのおかげで、後で何度も両面テープを貼ることができたり、多少は強度が上がったりします。
完成したものは、空になったクッキーなどの缶詰の中などに入れて保管していました。