スパーに上反角をつける方法について
スパーに上反角を取り付ける際の方法です。
1. スパーの上反角をつける部分を、グラインダーで切ります。
主翼の上半角焼きに向けて2番スパーをカットしました٩( 'ω' )و pic.twitter.com/agPwmO2PDu
— 九州大学鳥人間チーム (@Q_birdman) May 2, 2015
2. スパーの中に入るバルサブロックを用意します。実際は、ぴったり入るものは売ってないので、大きめのものを買ってきて、スパーに入るように削ります。
このバルサブロックは上反角をつける部分のスパー両方の分(つまり2つ)を用意します。
3. バルサブロックをスパーの中に入れて、バルサブロックとスパーを2液性のエポキシ接着剤で固定します。
4. スパーにつけたい角度でバルサブロックが接着できるように、調整をしていきます。横からはレーザー墨出し器を使って、2つのスパーが水平になるようにします。
上からは片方のスパーの上にまっすぐ糸を張って、その糸から取り付けたい角度にスパーがくるように三角関係とかをごにょごにょ使って計算して、実際に測って調整します。
5. バブルスを使って、スパー|バルサブロック|バルサブロック|スパーの間を固定していきます。
バブルスの目的は積層するときに、段差をなくすためだったようです。埋めた後は、軽くやすって滑らかにしています。
6. 固定が終わったら、脱脂を行います。
7. プリプレグを積層します。積層構成は設計とか詳しい人に相談します。
8. 離型布を巻きます。
9. 真空引きができるように、バギングします。
10. 窯の中に入れて、プリプレグが硬化するまで加熱します。
11. 完成!
8月11日:一部、追記及び画像を引用しました。